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僕は僕であって 僕でしかないんだけれど この僕がいつか いつの日かどこかの誰かが必要としてくれたとき そのときだけでもいい そのためにあればいいなって 冷たい雨に打たれて感じた 僕が雨に濡れてるとき きっと誰かも濡れてるんだ 僕は知らない だけど濡れてる人がいる 僕が恋人を抱きしめてるとき きっとたくさんの人もだれかを抱きしめてる だけどそれを知らない人もいる だれにも抱きしめてもらえず泣いてる人もいる そんな人に僕はなにもしてやれない ただ思う 僕が幸せを感じてるとき そうじゃない人もいるんだって 幸せなこの瞬間に、と、そうじゃない人に 涙が出てくる ただの優越感なのかもしれない そうじゃない人への同情なのかもしれない 下にも上にもキリがない 卑屈になればいくらでも僕は小さくなれる だけど思う 僕がどんな気持ちでいても だれかがどんな気持ちになっても 僕が涙を流すそれはいつ...
Date :
2008年5月 7日 00:55
Category :
Poetry
Tag :
いつの日か, いつまでも変わらない, してやれない, できない, なにも, なにもできない, ほんの少し, コーヒー豆, 僕は僕, 友達, , 大人たち, 子供たち, 存在, 家族, 必要, 応援, 恋人, 愛すべき, 打たれて, 挨拶, 政治家, 救われる, 時代, 残す, 残って, 残る, 気づかない, 気持ち, 泣いてる, , 濡れて, , 鼓動

クロス

どんなに言葉を費やして 自分を隠してきただろう 自分の知るすべての言葉を費やして どれだけ嘘をついただろう 自分の知る言葉で 知らない自分を覆ってきた ありもしない理由を作りだしては 無意味な結果を消してゆく だからなにも理解できなくて 言葉はいつも蜃気楼の檻の中 今までのなにかを変えるために 今日も明日もあさっても その繰り返しの繰り返しで 結局なにも変えられなくて だけど終わりはまだまだ来ない “結局”なんてたった2つの言葉を使うには まだまだ今じゃ早すぎる ずっと止まったままだった 時計の針はさっき手のなかで 今また動きはじめたばかりだから 小さく小さく 友達が笑顔も連れていって 他人の隙間を吹き抜ける季節の風の口笛に 自分の居場所もわからぬまま ひとり 交差点で鼻歌なんてね だけど嘘をつくために言葉を憶えたわけじゃない 自分の居場所を探すため...
Date :
2006年4月15日 00:53
Category :
Poetry
Tag :
あさって, あふれてきた, いつも, すべて, ずっと, その先, それでいい, なにか, なにも, ひとり, 交差点, , , 今まで, 今日, , 他人, 作りだして, 充分, , 動きはじめた, 友達, 口笛, 吹き抜ける, , 変えられなくて, 変えられなくても, 変える, 季節, 小さく, 居場所, 待ってる, 憶えた, , 探す, 早すぎる, 明日, 時計, 檻の中, 止まったまま, 止まること, 止めること.ありふれた, 消してゆく, , 渡り, 無意味, 理由, 理解, 知らない, 知る, 笑顔, 終わり, 結局, 結果, 繰り返し, 自分, 蜃気楼, , 覆って, 言葉, 費やして, 連れていって, 違って, 隙間, 隙間風, 隠して, , 鼻歌

まずいコーヒーでも飲めた日々

今日のコーヒーはやけに苦くて いつもより多く砂糖を溶かしこんで グルグルグルグルかき混ぜた だけどちっとも甘くなんか感じない 思えば今日は二日酔い はしゃぎ合ったぬくもりも 昨日は昨日で 昨日だけ ヒリつくような頭のなかは まどろみなのか 夢なのか それから僕は何もしない なにも見ない なにも感じようともしていない 匙に滴る雫でさえ この瞳のなかじゃ渇きだけしか映らない 僕はいつからこんなに強くなったのか なにもかもが眠れば消える 僕はいつからこんなに強くなったのか 夢も心も切り捨てて…… 僕はいつからこんなに弱くなったのか ただじっと全部を背負って我慢して なにもかもを忘れてしまう いつからか自分の靴を履き替えた 真新しいちょっと高価な黒い靴 ある日靴を並べてみた どんどんキレイになっていった まるで汚れることを知らないように 一体どこを歩いていたのか?...
Date :
2006年4月13日 02:22
Category :
Poetry
Tag :
2つ, いつから, いつからか, いつも, かき混ぜ, こぼれる, ただ, どこ, なにも, なにもかも, ぬくもり, はしゃぎ合った, ひび, ほしい, まどろみ, みんな, やけに, カネ, キス, キレイに, コーヒー, , 今日, , 何もしない, , 優しい, 全部, 切り捨てて, 右手, 同じだけ, , 囲まれて, 垂らす, 埋める, 売れやしない, 変えて, , 失うこと, , 左手, 弱くなった, 強くなった, , 忘れて, 思えば, 感じない, 感じよう, 我慢, 映らない, 昨日, 本当に, , 欲しかった, 歩いて, 汚れる, 消える, 渇き, 甘く, 真新しい, 眠れば, , 知らない, 砂糖, 笑って, 笑顔, 背負って, 自分, , 苦くて, , 裏腹, 見ない, 親友, 言葉, , 誉められたい, 認められたい, 逃げ道, 重ね, 重ねた, 隠し, , , 頭のなか, 飲めない, 飲んで, 高価

僕は人が嫌いだった。 だけどそれは違ってた。 嫌われるのが怖かった。 傷つくのが怖かった。 だから僕は笑ってた。 笑っていれば時は過ぎると思っていたから。 笑っていれば傷も癒えると思っていたから。 だから僕は笑ってた。 ヘラヘラと、なにも見ずになにも考えることもなかった。 笑ってただそこを通りすぎてゆくことで、僕は僕を隠してた。 傷つくのはもう1度だけで充分だと、裏切られるのはたった1度でたくさんだと。  だけど、裏切ることもつらい。 去ってゆくうしろ姿を見守られること、それもすごくつらいこと。 悲しみを知ってる人の微笑みは、何よりとても優しかった。 美しかった。 僕はそれをあとで知った。 時が経った。 僕は人が嫌いだった。 だけどそれは違ったんだ。 僕はホントは、人が大好きなんだと知ったんだ。 傷つくのも怖くない。 傷が増えると、痛みや流れた涙の数以上に、絆を深めてゆけるか...
Date :
2006年4月12日 03:50
Category :
Poetry
Tag :
あとで知った, うしろ姿, たくさんだ, たった1度, だけど, つらい, つらいこと, なにも, ひとりぼっち, ホントは, , , 傷つく, , 優しかった, 充分, 去ってゆく, 大好きなんだ, 嫌い, 嫌われる, 微笑み, 怖かった, 怖くない, 思っていた, 悲しみ, , 気づいたとき, 流れた, , 深めて, 痛み, 癒える, 知った, 知ってる, 笑ってた, , 美しかった, 考えること, 裏切られる, 裏切ること, 見守られること, 違った, 違ってた, 隠して, 1度だけで
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