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“ 若さ=美しさ ” だと思うなよ、おまえら。
年を重ねるにしたがって、そう感じるようになってくる。 つまり、 “ いつまでも美しく ” ということは、いかにしてそれを早い時期に気づけるかということだ。 “ 若さ ” っつーのは、それ以上でもそれ以下でもない。 若さは若さだ。 それ自体が美しいわけでも、眩い輝きを放ってるわけでもない。 そう、それは、若いうちにしかできないことっつーのが、 若さを見せつけることっていう、それだけしか思い浮かばないからにほかならない。 なにかの言い訳とか理由とか、もっとも必要のないところでのそれにしか使い道がないのだな。 若気の至りなんて、なんと都合のいい言い訳か。 若いからっていうだけで許されることなんて、なにひとつない。年をとったから許されるなんてこともない。でも、だれひとり納得させることもできないくせに、それはその場限りの...
まずいコーヒーでも飲めた日々
今日のコーヒーはやけに苦くて いつもより多く砂糖を溶かしこんで グルグルグルグルかき混ぜた だけどちっとも甘くなんか感じない 思えば今日は二日酔い はしゃぎ合ったぬくもりも 昨日は昨日で 昨日だけ ヒリつくような頭のなかは まどろみなのか 夢なのか それから僕は何もしない なにも見ない なにも感じようともしていない 匙に滴る雫でさえ この瞳のなかじゃ渇きだけしか映らない 僕はいつからこんなに強くなったのか なにもかもが眠れば消える 僕はいつからこんなに強くなったのか 夢も心も切り捨てて
僕はいつからこんなに弱くなったのか ただじっと全部を背負って我慢して なにもかもを忘れてしまう いつからか自分の靴を履き替えた 真新しいちょっと高価な黒い靴 ある日靴を並べてみた どんどんキレイになっていった まるで汚れることを知らないように 一体どこを歩いていたのか?...