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- 212 F/O ぐらいあったよ
雲と心と笑顔のむこう
2008年3月14日 11:07
何かにすがりたいわけでも何かを諦めたわけでもないけど いつも心のどこかで雲が見つかる 煙でもなく空白でもなく 虚しさでも何でもない そして僕はそれに対して何もできないでいて それをまた増やそうとする 楽しいわけでも苦しいわけでもない もしも答えや理由があるのなら いつかそれが僕にとっての大空を掲げてくれるだろうか 僕の心は空だろうか 青いだろうか まだまだ青いままなんだろうか そこに浮かぶ雲やなんかは風に流れてゆくんだろうか 目を閉じたとき 泣けてくるとき 楽しいときもつらいときも それはいつもそこにあって あっちにもこっちにも見つかって 苦しさと同時に嬉しさもかき消していく これは一体なんなんだろう 不満なんかじゃないんだろうな 痛くもないし涙も出ない 探してもない花を見つけたときみたいだ それはただの花であって 僕にとっては花でしかない 名前もなければ色もない ただ流れて...
僕の左手
2008年3月 6日 13:31
「愛してる」とか「好きだよ」なんて そんなうわべいらねぇよ いくらでも嘘なんてつけんだよ そりゃ嬉しいよ キスより早く届くから でもそんなんじゃねぇんだよ 言葉じゃねぇんだよ どんなに時間がかかっても 手をつないでくれたほうが 時間なんていらねぇよ そんなの始まりと終わりを探すだけになるから ふと孤独が僕のまぶたに迷いこんできたとき そのぬくもりをまた 探そうとするんだよ 僕の手が 僕のこの手は 求めるんだよ そんな言葉じゃないんだよ そんなのそばにいなきゃ色褪せるんだよ 言葉なんてもらっても この気持ちに理由がくっつくだけなんだよ なにをそんなに捨てていくのさ なにをそんなにあきらめるのさ なにを拾ったつもりでいるのさ なにを救ったつもりでいるのさ まずは見失いかけてる自分を拾って救ってやれよ なにからなにまで全てが自分次第なんて言わないよ やっぱりいろんなことが自分も含め...
星屑ロンリネス
2007年12月 1日 13:44
きっとだれもが瞬く星 昔はだれもが輝いていた その光を今に伝えようとしてる そうやって今もずっともがいてる ずっと昔 もしかしたらそれは昨日 自分がすごく輝いてたとき そこにしがみつくよに 切れた電池のスイッチを 何度も何度も押しちゃうように だからつらい 忘れちゃうのは怖いけど あのころの自分には負けたくない だけどね もうやめたよ そういうの ずっと先 もしかしたらそれは明日 僕も星になれてるかも 雨の日や雲が多い日 世界中のどこかの国、街 うつむいてる人やキスをしてる恋人たち 空を見上げる暇もなかったり そんな必要もない人たち もしかしたら人の数だけあるいろんな理由で その光は届かないかもしれない でもその光を見てくれる人がこの先 明日かもしれないし1年後かもしれない いつか僕に子供が産まれて 孫ができたときかもしれない その孫が大きくなって大人になったときかもしれない...
また自分をごまかしてあげればいいよ
2007年11月24日 11:16
いつもそばになんていなくていいよ いてくれなんて言わないよ 君のことを想うだけで 君のことを想える距離にいられるだけで 優しくなれる そんなことも言わないよ 君と知り合えたのはつい最近のことだから 君が僕を作ったんだとか 君のおかげで今の僕がいられるんだなんて あったかすぎることは言えない 隠そうとはしてないけれど その表情の裏に潜む君の過去 笑顔も涙もなかった想い出 出逢いも別れすら時の流れに埋もれてしまっていた 求めることも求められることも許せなかった 自分をごまかしてられるようなそんな余地すらなかった 逃げるようななにも積み重ならない毎日 きっとそばにいることが楽しいだけじゃ 笑顔になにもかもが押し流されて 今胸の奥にあるホントの気持ち 素直な気持ちを見失ってしまいそうになるんじゃないかな お互いが君を僕を強くしたのなら きっとお互いもっとずっと強かったんだ そばにいて...
力と涙
2007年10月11日 07:37
僕は無力だ だけどそれを恥じたりしない 嘆いたりもしない それも僕だからだ きっとだれもが唯一の存在になりたい だれかの唯一 そして自分の唯一 偽りもなにもない 自分だけの自分 そしてだれかの自分 でもそれって遠いようで近い そんな自分 そんなみんなを 受け入れてみればいい でもそれができないでいる そういう力が僕にはない 不安には不安で応えてしまう だれかの不安を拭いきれない 傷ついた人の傷を癒すなんてできやしない でもそれも違う その傷を深めてやろうか えぐってやろうか 思いきりしょっぱいやつを そこに流しこんでやりましょうか もう二度と それを痛いとも感じなくなるほど でも痛いものは痛いんだよね それも知ってる きっと僕には小さな力があるだろう そしてそれはきっとたくさんあるだろう 大きな力はなくたって 少しずつ少しずつそやってみんなの 唯一になれてく そんな気がする ...
隣
2007年10月 8日 04:32
思いっきり走った 目標なんてなかった 終わりなんて考えないで ただとにかく走ったんだ もう走れなくなるまで走ってみたんだ 息が切れて胸が苦しくなって 脚が震えてなんも考えられなくなって そして恋を思い出した こんなふうにだれかを好きになったこと 鼻水垂らして口のなかもカラカラんなって 全身から汗を流した そんなふうな恋をした でももう忘れたな だってもう走れないなんて全然なかった まだまだきっと走れた そういう気持ちが消えてしまっただけだった やっぱりそういう恋も悪くないかなって思いだした でも今はなんか違う 走りだすと自分のことしか見えなくなってた 自分の気持ちしか見えなくなってた 前しかないと思えていた きっと相手もそれを望んでると思ってた きっと同じ気持ちでいるんだって だけどどっかで追い抜かしてしまってた 時には少し振り返るってことを忘れてた だから今は歩きたい いつ...
怖くても
2007年10月 7日 10:39
きっと好きじゃないと思う だけど気になって仕方ない いなきゃいないで いつもどおりに過ごしていける だけどどこか切なくて 想い出なんかを追いかけてしまう それでなんだか満足しちゃう いつの間にか笑ってしまう 楽しいときだけ追いかけるから そしてもっと気にかかる 「好き」って言葉が好きじゃなくて どしてもそれを言い出せない それを言うとそこで終わるような気がしてしまう 何度も何度も同じ言葉を思い出す 何度も何度も振り返る いつもそこから踏み出せない もしそこから踏み出したのなら なんだか違う世界が見えちゃいそうで なんだか少し怖い気がする だけどもしも踏み出せたのなら もっともっと好きになれる そんな気もする どっちがいいとか悪いじゃなくて ホントに好きになってもいいのかなって 迷惑だとか嫌われるのが怖いじゃなくて もし自分でも知らなかったまた違う自分を気づかせてくれたとき そ...
みずのいろ。
2007年8月24日 02:13
ただ川が流れてく。 せせらぎ。 草花。 時に穏やかに、そして時には激しく。 揺れて、揺れて、揺れながら。 水のように生きていきたい。 道ができれば、そのすべてを流れていき、道なければそれを作る。 細くても、太くても。 そしてやがては空へ消え、いつか大地に雨を降らす。 それは時に悪魔と呼ばれ、ある季節にはそれ以外の何ものでもなく、ただの水。 しかし、またある場所では恵みと呼ばれ、多くの人を笑顔にし、救い、微笑みを取り戻す。 人間は、ひと雫。 きっと美しいだけじゃない。 かといって辛いだけのことでもない。 平等でもなければ、不平等でもない。 悪いことのあとには、必ずいいことがやってくるとも限らない。 悪いことが続くことだってある。 でも、いいこともあった。 日々のなかで色褪せてしまいがちな、忘れかけてた笑顔。 水の色は、水だけの色じゃない。...