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鏡のなかの向日葵
2009年2月19日 02:03
悲しいけれど自分が遠く 淋しいけれど君は遠く 「好き」って言葉を口にするほど その気持ちを自分に押しつけてしまってる そんな気がする 鏡に映ったものを触れようとするように 想えば想うほどそこにあるはずの心 距離と輪郭を見失ってく でもきっと 本当は触れてるんだ その感触に自信が持てなくなってくだけ 気持ちばかりがどんどんどんどん実感だけをふくらませて いつからか爪を立ててつかむことができなくなってる どんなに大切に思ってたって どんなに繊細なものだって 臆病になっちゃ流れ星 夜空は悲しみを映す鏡じゃないんだ ましてや星は涙じゃないから 「好き」って言葉は 自分にかける魔法じゃないから 欲しいものを手にするためなら 平気で嘘をつけるほどの強さが欲しくて 鏡の自分に手を伸ばす 自分自身とは手をつなぐことだって こんなにも簡単なことなのに どうして向日葵は あんなにも高いところに咲...
僕の左手
2008年3月 6日 13:31
「愛してる」とか「好きだよ」なんて そんなうわべいらねぇよ いくらでも嘘なんてつけんだよ そりゃ嬉しいよ キスより早く届くから でもそんなんじゃねぇんだよ 言葉じゃねぇんだよ どんなに時間がかかっても 手をつないでくれたほうが 時間なんていらねぇよ そんなの始まりと終わりを探すだけになるから ふと孤独が僕のまぶたに迷いこんできたとき そのぬくもりをまた 探そうとするんだよ 僕の手が 僕のこの手は 求めるんだよ そんな言葉じゃないんだよ そんなのそばにいなきゃ色褪せるんだよ 言葉なんてもらっても この気持ちに理由がくっつくだけなんだよ なにをそんなに捨てていくのさ なにをそんなにあきらめるのさ なにを拾ったつもりでいるのさ なにを救ったつもりでいるのさ まずは見失いかけてる自分を拾って救ってやれよ なにからなにまで全てが自分次第なんて言わないよ やっぱりいろんなことが自分も含め...
矢印
2007年6月19日 01:20
「これは自分に向かないな」 そう思ったときこそ、自分がそこから向きを変えたときなんだ。 自分に向いてないんじゃない。 自分がそっちを向いてないんだ。 やめてしまうのは簡単だ。 「諦めた」とか「破れた」とか「失った」とか言い方なんて あとからどうとでもなってしまう。 やめんなよ。 やめちゃうなよ。 次、なんかやりたいこと見つかってからだって遅くないだろ? それまではもう少し続けてみなよ。 でも、こんなこじつけや理由が必要なら、そんなの別になくてもいい。 ただ自分が続けられるものがなにか欲しいだけなんだから。 すがったり固執したり、しがみつけるものが欲しい。 それがなければ自分自身のいる理由すら見失ってしまいそうだ。 自分に向いてるものへの理由を探すために、そっちを向かないようにしてる。 向かないほうへ、向かないほうへ。 自分にはなにもできないと自分自身が納得するまで。 そうすれ...
優しい風
2007年4月16日 09:16
きっと僕ら 真正面からぶつかりすぎてしまってたんだね 君の痛みも僕の痛みもそっちのけで そうすることでしかわかり合えないなんて思ってたのかな 時には疲れ果ててしまうほど ただ気持ちのままに向き合っていた それはきっとなにかを奪い合っていた 自由より気持ちよりもっともっと大切な 気持ちをぶつける言葉よりももっともっと いつも君は僕のことを聞きたがった そして僕は君のことを知りたがった 君を思えば思うほど 僕自身が消えていった ふとした瞬間、孤独なはずが いつも君はそこにいた 君がいる安心感から 自分自身と向き合うことを忘れてしまっていた 君もホントはすごく傷ついたんだろ 知らず知らず自分の痛みを君にぶつけてしまってた 感じたことをうまく声にできないままに 「わかってほしい」とは違う言葉で 僕もきっと同じ気持ちだなんて 君は欲しいものを期待するんだ 僕のなかに君を見ていて そやっ...
親友という存在の距離
2007年3月23日 01:54
とはいえ、“友達”ってやつのとらえ方だって、人によっていろいろなんだろうなとも思ってる。 なんでも気兼ねなく話せて、なんら気を遣わなくてもいい相手。 いつもそばにいてくれる人。 笑い合える仲間。 つらいことも笑い飛ばせてしまえそうな関係。 最近思ったのさ。 ひと口に“親友”って言ったって、そんなもんは自分のなかのとらえ方1つがすべてじゃんて。 でも、みんながみんなそうじゃない。 それもまた自分のなかのある基準のもとに、そういう抽斗にしまってんのかなと。 そうじゃなきゃ、そう呼べる人と、そうじゃない人との違いがない。 じゃあ、そのときの気分次第で友達の区別もなくなるのかって言ったら、そうでもない。 もともと友達に区別なんてしてないって言ってしまえば、それはそれでカッコいいだろうと思う。 でもやっぱり、人間だからな。したくないことでも、やっぱし差別化はし...
Vistaに感動。
2007年2月 3日 07:30
いやぁ~、こりゃカッコいいわ。 2000とかからXPになったときも、それなりに良くなったとは思ったけど、今回Vistaへの移行は、度肝抜かれるぐらい、雄叫び上げるぐらい、カッコよくなってる。 とはいえ、機能面、性能面では、たいしてその便利さが伝わらず…… 残念、ビルさん!! 検索が早いとか簡単とか言ってっけど、結局はMac OSのパクりに毛ぇ生やして、それをきれいにカットしてそろえたっていう感じは、ど~しても否めないな。 Mac OSは、このVistaの機能を、すでに今の前のバージョンでもうやってたっぽいからなぁ~。 Mac OS使ったことある人が見ても、「へぇ~」っていうだけかなって感じ。 しかしまあ、後発なだけあって、見た目はやっぱMac OSよりさらにカッコイイと個人的に思われる。 AEROだっけか? スタートアップのとこがもうすでに違ってて...
君の分
2006年10月26日 00:36
たまたまつけたテレビから 聞きたくもない愚痴やニュースが 不意に耳に入ってきたり 1日寝ても昨日を見てるようで そんな日々に嫌気がさしたり なんか気分が乗らなかったり 気持ちが萎えちゃってるなんて そんなときもきっとあるよね ふらっと入ったデパートじゃ 欲しいものが見つからなかったり 買えないものが並んでいたりして わけもなく取り残された気持ちになるけど 「いいよ、だいじょうぶ」 なにもかもを一人で全部しょいこまないで 不安や迷いに押しつぶされそうになってしまったときは 毎日僕に電話しておいで どうしても君がつらいときは僕が君の分もがんばるから どうしても君が淋しいときは僕が笑顔にしてみせる そのままの気持ちを伝えてほしい 無理なんかしないでさ ありのままを伝えてほしい 泣き疲れたままでいい 傷だらけの胸も瞳もなにも隠さず 涙を流しながらその腕で 僕にしがみついて なにも言わ...
ガラス瓶
2006年10月24日 19:13
互いの望むぬくもりの上で何度も体を重ねてみたけれど いつもそこにはコンタクトほどに薄い冷たさが隠れてる そこに触れたら反射的に体が離れてしまうように 終わりはないけど途切れるたびに あなたは優しい言葉やキスをくれるけれど いつの間にか汗が静かにひいてくように 時間と事実と嘘とともにわたしのなかから抜けていく 嘘でしか何も共有できないのかも あなたとわたしは違うから でもその誤解を埋めるのもわたしたちでしかない 真実なんて欲しがれば きっとわたしは泣いてるだけ あなたが望む関係なんて これまでずっと嘘の上に嘘を重ねて やがてそれが大きくなって築いてきただけ “いい関係”なんて どちらか一方に都合がいいだけ そして自分のなかにできていく小さく冷たい深い穴を 焦がすようにふさぐだけ ごまかして ごまかされて わたしたちがいつも求め合うように 嘘の上にしかわたしが欲しいぬくもりなんて...