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月明かり、咲いた

2006年6月24日 00:50

月になりたい 長い夜にふと見上げた空に浮かんでる そしてあなたを見守って たとえ一瞬だったとしてもあなたに見つめられていたい 気づくことはないとしても いつもそばにいる ひとり涙の影にたたずんでしまう そんなときは少し瞳を上げてごらん いつもと変わらぬ夜空があるから そんなときはあなたの素直な気持ちをそっと 静かな月にはささやきそうな気がするんだ 優しい微笑か 小さな涙か わからないけど 素直な気持ち あなたの あなたの おいで おいでよ ほんの少し背伸びすればいいだけさ 僕はそんなに遠くない きっとそのとき あなたが月になってるからさ...

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いつか

2006年6月 8日 18:35

偽善? だれもが自己憐憫という名の時雨のなかで その心地よさに酔ってるだけさ 人には聞こえが悪くても 自分にとっちゃすごく聞こえがいいだけで それで人を責めながら それで自分を褒めてんだ カッコいいよな いいことやった自分なのに そやってちょっと悪く言って 自分が想像もしてないとこから いきなり非難なんてされないように 自分はいいことしたんだから 自分からあえて“裸の王様”になろうとしてる みっともないとか人からバカにされないように 先に言ってしまうんだ 自分だけがわかってんだ ただただ自慢したいんだ 自分の右手はなんのためにあるかと言えば もう片方の左手で人のためにやったことを なにも知らない誰かに話すときのために 身振りをつけて自慢するのさ それでバランスとってんだ 左手なんて気分転換ほしがるだけさ その手でいいことをしたんなら 右手でいい子いい子してんのさ そやって笑っ...

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いつか

小径

2006年5月19日 21:33

進んでるのか 戻ってるのか 地面を覆う草や花 木の根や枯れ葉 色も知らずに踏みしめて その小径をぼくはただただ辿ってゆく 草と知るのはその形 花と知るのはその姿 木の根は触れればすぐわかる 枯れ葉と知るのは渇いているから この靴の下をぼくが小径と認めたのは そこが歩きやすそうだったから 時にはいくつも橋を渡った なにかをつなぐものじゃなくて ただそこをまたぐための橋 視界の先 その両端には 先も後も同じ景色に見えたりした 渡りきっても変わらないと きっとまた戻ってくる 進みながら戻ってる いつも前を向いて歩いている でもそれはいつか背後に流れていった いつも同じ景色のなかで また草や花を認めては 木の根に触れて感動する 枯れ葉のような自分の姿を忘れてさえ 変わらぬものに安堵の息吹が胸裏をかすめる でも同時に落胆もする ぼくは森に迷ってる だからそれは道じゃない 歩きやすいから...

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夜空の太陽

2006年5月16日 04:00

特にこれといって何もない日。 だけど今日はぼやけた月がにじんでた。 あとは何も変わらない。 いつもよりもにじんだ月。 いつもよりぼんやり明るい月明かり。 影もぼんやりにじんでた。 伸びることなく縮まることなく、ただそこに。 ただいつもとなにも変わらぬ月の夜に、いつもよりぼんやり明るい月明かり。 今このときに、この世界で、同じ月を見上げる人がどれだけいるのだろう。 決して俺ひとりなんかじゃないはずだ。 同じ今じゃなくたって、きっと1度は見上げてくれたかな、この月明かり。 このぼんやり明るい月明かり。 なんか太陽よりもまぶしいや。...

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キミに逢えたら

2006年5月 2日 09:35

夜空に舞う星のきらめき いくつキミに重ねたろう きっと逢える その日までの永い夜に… 月の雫がまるで太陽の光ように 見上げた時計を照らしだす もしいつかキミに逢えたら 数えた夜を 重ねた朝を そのとき時計に刻みこんで 僕らの時を心に結ぼう 逢えないことはわかってる 逢えないところにいるんだから いつかは消える その日までの永い道のり… キミへとつづく風のそよぐ道しるべには 花が咲いて色づきはじめる もしいつかキミに逢えたら 今はまだ見ぬキミの微笑み 心のそばで色鮮やかに キミの笑顔が花になる 涙なんかに変わらぬように… キミに逢えたら 僕の気持ちを打ち明けよう キミに逢えたら この詩をキミに捧げよう もしいつかキミに逢えるその日がきたら 僕がキミに歌をうたおう それが今の僕にできること キミに逢えたらできること...

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いつか

愛色

2006年4月14日 02:27

一緒に過ごした時間よりも 出逢うまでが長かった僕たちだけど 君と過ごせた時間が どんなひとりの季節よりもずっとずっと長かった 桜の花が散るころに 僕らはそこで出逢って 同じ色の花びらの上 そこから二人で歩きだした 次の季節に迎えた日々で 強くにぎった手と手も ちょっとぎこちなくなったけど 今度は強く強く抱きしめた 愛色季節を重ねるたびに 君への想いも深まって 君が伸ばしたその手のひらと同じように 季節の木の葉も頬を染めてく あの日言葉に変えた僕の気持ち その夜明けの景色を変えた雪のように 君の心にずっとずっと降り積もればいい 君のリングに触れるたびに感じられた 優しく冷たいそのぬくもりのように 愛色季節を重ねてゆくたび 僕らは変わらぬ約束を “また変わらぬ季節を繰り返そう” また君と変わらぬ季節を繰り返そう そう君と一緒に変わらぬ季節と景色を…...

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あの日, これからも, ずっと, ぬくもり, ひとり, やめた, リング, 一緒に, 並んで, 二人で, 今でも, 今度は, 僕たち, 僕ら, 優しく, 写真, 冷たい, 出逢う, 出逢って, 努力, 同じ, , 変えた, 変わらぬ, 夜明け, 季節, 寄り添う, 強く, , 忘れよう, 想い, , 愛しき人, 感じられた, 手と手, 手のひら, 抱きしめた, 散る, 日々, 映画, 時間, 景色, 木の葉, 染めてく, , , 歩きだした, 気持ち, 深まって, 眺めた, 笑える, 笑顔, 約束, 繰り返そう, , , 花びら, 見ていた, 触れる, 言葉, 迎えた, 重ねる, , 長かった, 降り積もれ, , , 2人
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