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正しい、人の愛し方

2006年8月26日 00:34

 自販機で買ったジュースは、きっと出てくるのもジュースだろうと思う。  ただ、お金を入れて、飲みたいジュースのボタンを押せばいい。  でも、こればっかりはそうとも言えなそうだ。  まず、愛するって何だろうって考えてみたとき、だいたい途中で挫折する。答えが見つからない。  「答えなんて、ない?」なんていう使い古しで、なんとも魅惑的でロマンチックな結論を答えにしてみる。  で、眠りのなかで見た夢の人の微笑みを、愛だなんて呼んでみる。  そこでちょっと違う角度から攻めてみる。  なぜ愛するのか?  そんなことは特にどうってことはない。愛したいからだ。理由なんてないと思う。  一緒にいたいから?  ただたまたま、そのときそこにいたから?  「愛してる」って言われたから?  そんなんだったら、もうコロンブスの卵みたいな疑問も沸いてくる。  愛してるから一緒にいたいと思うんじゃないか? ...

カテゴリー :
Essay
タグ :
いつか

応援ソング

2006年5月22日 02:36

いつも後悔なんてしたくないと言い聞かせては いつも後悔ばかりをそんなふうに繰り返してた 涙を流す自分の姿が先に見えた 顔を背けるむこうの景色がそこにはあった 幸せはいつもむこうにあって 届きそうで届かない 悔しくてほんのちょっと背伸びして 見えないむこう側を見ようとしてる子供のように 「もういい大人」と自分につぶやきながら たとえ1つだけだって 幸せこの手につかんでみれば また1つむこう側に見えた気がする そしてそれが欲しくなるんだ 幸せはいつもほんの少し先にある だからぼくらはいくつもの幸せをつかんでいける 後悔が今またあとからやってきても 先には希望が待っている そうなんだ 後悔は むこう側にまた1つ幸せを見つけられることなんだ 始まりだ あの日後悔しなければ今の幸せはなかったんだ...

カテゴリー :
Poetry
タグ :
いつか

心の季節

2006年5月11日 02:49

もしキミが このまま振り返らずに去ったとしたら 僕もきっと このまま振り返らずに歩きだすだろう また1つの季節のなかへ… 夜はまた影を伸ばして 次の朝に溶けるのをただじっと待っている でもキミとの別れは次の朝にやってきた 出逢ったあの日と同じ太陽の下に立つキミが 今はうしろ姿の影を伸ばして歩いてく 「さよなら」の意味を見つけた僕は… キミとの季節を探してる キミとのすべてが想い出に キミとのすべてが季節のなかに 心の季節にあふれるキミは 今はもう新しい季節の光を浴びてるんだね もしキミと また新しい季節のなかを歩けるなら きっと僕も 振り返らずに去っていった君のうしろ姿を抱きしめられる 心の季節をもう一度… キミのすべてがめぐる景色をかすませて 季節を1つに結んでく すべてが同じに見えた季節のなかにも キミが見せた花の写真が季節の色を塗りかえていた キミと過ごした心の季節は ...

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Poetry
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いつか

つぼみ

2006年5月 5日 10:40

何をそこで待っているの? 新しい時の流れを 新しい季節の訪れを ただじっと… ただじっとその場所で… 色のついた景色を彩る 小さな花も小さな笑顔も 季節が変われば消えてゆくの? 雨あがり 虹が架かる どんな花が咲くのかな? 心の季節に咲いた花 まだ見ぬ花びら空に乗せて… 青い空にかかげた夢 見上げた雨は 夢の雫 木漏れ日結ぶこずえのほとり 子供たちが輪になって 本気で笑えた心のつぼみ… いつその手を放したの? 花びら1つ またひとひら 心の季節に咲いた花 さようなら 心の季節… 忘れることができなくて もいちど手と手と結んでみたい あの日のつぼみは今も開くことはなくて つぼみのままで雨に打たれる毎日で 花咲く季節が心の奥で開くとき いつかのその日につぼみは小さく花開く… 『つぼみのついた心の季節と花咲く季節の心のつぼみ』...

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Poetry
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いつか

ひとりぼっちの詩

2006年4月 7日 07:08

いつの間にか言葉を忘れて どんなに気持ちを伝えたくても 声はむなしく秋の空に 気持ちはいつしか冬の風に 聞いてほしい言葉がある 伝えたい気持ちがある 誰かが気づいてくれるのを待っている ただただここでひたすらに なにもできずに 僕は書くだけ 歌うだけ 気づいてほしい言葉がある 気づいてほしい心がある 僕はひとりなんかじゃない 君もひとりなんかじゃない せめて自分のなかには もうひとりの自分がいるから 気づいてほしい言葉がある 気づいてほしい心がある ……きっと誰もがひとりぼっちなんかじゃない…… でもきっと誰もがわかってる ただそれがすごく怖いだけ 不安はずっと消えないから ずっとずっと怖いだけ 君も僕も そして みんなも 怖がらないで 誰もひとりぼっちなんかじゃない 忘れないで……...

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Poetry
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