“ 悲しい ” の検索結果

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鏡のなかの向日葵

2009年2月19日 02:03

悲しいけれど自分が遠く 淋しいけれど君は遠く 「好き」って言葉を口にするほど その気持ちを自分に押しつけてしまってる そんな気がする 鏡に映ったものを触れようとするように 想えば想うほどそこにあるはずの心 距離と輪郭を見失ってく でもきっと 本当は触れてるんだ その感触に自信が持てなくなってくだけ 気持ちばかりがどんどんどんどん実感だけをふくらませて いつからか爪を立ててつかむことができなくなってる どんなに大切に思ってたって どんなに繊細なものだって 臆病になっちゃ流れ星 夜空は悲しみを映す鏡じゃないんだ ましてや星は涙じゃないから 「好き」って言葉は 自分にかける魔法じゃないから 欲しいものを手にするためなら 平気で嘘をつけるほどの強さが欲しくて 鏡の自分に手を伸ばす 自分自身とは手をつなぐことだって こんなにも簡単なことなのに どうして向日葵は あんなにも高いところに咲...

カテゴリー :
Poetry
タグ :
「好き」, 向日葵, 君は, , 夜空, 悲しい, , 気持ち, , , 自信, 自分が, 触れて, 距離, 輪郭, 遠く, , 魔法

暗闇のチョークスリーパー。

2006年12月27日 03:37

 ……目覚まし時計が鳴りだした。  21時38分。  見ないまま目覚まし時計のてっぺんに設けられたボタンを押す。  スヌーズ機能で一時的に音が止まる。何分か後にまた鳴る。  そのまま反対側の腕を伸ばし、枕のそばの携帯電話を手探りする。  そのあたりに携帯電話はなかった。  ジャンバーのポケットに入れたまんまだ。  重い体を無理やり起こして、クロゼットの扉にかけてあるそこから携帯電話を取りだす。  ディスプレイを開く。  バッテリーが切れていた。  暗闇のなかまたベッドに戻り、枕に顔を埋めて下敷きになっている携帯電話の充電コードを探す。  見つけて携帯電話にプラグを差し込む。  いったん電源ボタンから指を離して、充電中の赤いランプがついたのを確認したあと、電源ボタンを押した。  電源の入る音が響いた。“切”ボタンを連打して、いくつかの起動画面を飛ばす。  アラームが終わったとい...

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Diary
タグ :
いつか

想う

2006年9月 9日 00:07

 泣いた。  涙が出てきた。  止められなかった。  その大事な人のことをしゃべっていたら、まるでさざ波のように静かな涙が押し寄せてきた。  最近その人とのあいだに、なにかしらわからないけど距離を感じるようになってしまっていた。  でも明らかに態度でそう示されてるとかじゃない。それはなんとなく、肌で感じるもの。感じてしまうもの。  実際には、そんなの勝手な妄想なのかもしれない。  触れられるものじゃない。触れたわけでもない。目には見えない。形もない。お金じゃ買えない切符がある。  どうしても、こらえることができなかった。  でもこれは、流していいもんだとも思った。だれも見てない。我慢することでもない。そんな制限だってどこにもない。  でもやっぱり、がんばっていた。  上を向いて、下を向いて、深呼吸して、また大きく息を吐いて。  でもダメだった。  こぼれた。  そして、1度流...

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Essay
タグ :
いつか

単なる松田拓弥

2006年8月29日 02:01

 今の僕は、自分の夢に食われてる。  未来の自分が、今の自分を食っている。 「作家になります」  きっぱりとした口調でそう口にするたびに、同じことを自分に言い聞かせているんじゃないかという気になる。そうやって、自分で自分勝手に築きあげた中身にしがみついて、そこが空洞になってしまうのを食い止めようと必死になっているような、そんな感覚に揺さぶられる。そして、揺れてしまう。 <僕は、本当に作家になりたいんだろうか?>  定石どおりに、ちょっと照れたように自分の夢を口にすることで、女の人にモテたいという下心なのかもしれない。雑誌で読んだし、少なからず自分の経験からもそれはわかってる。  モテたいというのを全部否定すれば、それは嘘になるけど、それも少なからずあるとは思う。そういう一面。  そこでいつも言われるのが、作家とかなら「就職して仕事しながらでもできるじゃない」だ。  ごもっとも...

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Essay
タグ :
いつか

迷惑な話

2006年8月28日 00:58

「人様に迷惑かけずに生きていく」  まあ言うなれば、生きてるだけで迷惑だ。  存在そのものが迷惑な話。  そんな自分だけの物語を垂れ流しながら、我が物顔で歩きつづける。自分が主役の物語だ。  食べたらクソをたれ、ムシャクシャすれば人を殺し、思いどおりに運ばなければ戦争を始める。  人の身の上話ほど退屈な話はない。  僕はその人じゃないんだから。  その人も僕じゃない。  僕の過去は、その人が思いだすようには参照できない。つらいと言っても、その人にはとうていわかることじゃない。  それは僕も同じことで、その人がどんなに厳しい過去を背負ってきても、そしてそれをどんなに語り尽くしたとしても、僕が背負えるものでもない。  だけど、つらいことや苦しいこと、悲しいことがあったとき、自分にとって一番迷惑なことで自分が生きてるんだって思い知る。泣いたときに自分の涙を見てしまう。血が出たら、自...

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Essay
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いつか

大切な君

2006年8月17日 23:59

ずっと大切な友達だと思ってた でも君に彼氏ができたとそんな話を持ってきて いつの間にか大切な人になってたんだ でも君の恋も応援してる 気づけばいつも君のそばにいて 気づくといつも笑っていられた ふと別の誰かに目がいって 君じゃないと気づかされた つらいことも不安も疑問も 君に話すといつも違うことで笑ってる 永遠だとか約束だとか そんなのきっと欲しいわけじゃないんだけど 君の悲しい顔は見たくない だけど幸せそうに話す顔も なんだか少し胸が苦しくなるんだ 不思議だね 君が好き だけど違う 君が好き だけど似てるんだ 僕が好きになる人に いつも だからじゃないけど また僕がつらいときや淋しいとき なんだかんだ言いながら ちょっとだけそばにいてほしい 好きになるには 君はちょっと近すぎるのかな でもそれを伝えるには 君はあまりに優しすぎる...

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Poetry
タグ :
いつか

たった1度のため息を

2006年8月 9日 01:04

 ため息って、どうしてあんなにも悲しいイメージを持ってしまうんだろう…  退屈とか、幸せが逃げるとか…  ため息ついたら、なんだかすごく気になるのは、どうしてだろう? 「どうしたの?」 「なんかあった?」  こんな言葉が浮かんでくる。  浮かんできては、消えてゆく。  なにもない。  あえて言うなら、時間が過ぎてくことがつらい。  幸せな時にも、ため息1つ。  ため息がクセになってる人もいる。  幸せなんて逃げてかない。  自分のその手でつかみとれ。  逃げちゃう前に食べてしまえ。  どしてもつらかったり悲しいときは、ため息じゃなくて泣いてしまえ。  もしかしたらため息以上の幸せ食べれるかもしれない。  素直になれるかもしれない。  涙に濡れた純粋さがその手のひらに。  ため息にも色がつけばいいのになぁ~…...

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Essay
タグ :
いつか

いつもどおりが、はて?

2006年8月 7日 04:45

 どうして人は、怒りの感情が胸のうちに押し寄せてくると、動きそのものが激しくなるのか??  さあねぇ~……そんなの知らんよ。  怒りの感情自体が、それだけ激しいものってことなんじゃないの?  だがね…  “愛情”っていうのも、それと同じ…いや、もっと激しいのか…感情の揺れなのに、とても静かで優雅で、まろやかな動きになってゆく。  笑顔が増える。  でも“涙”ってのは、どちらにも共通して増えるものかな…  嬉しいときには涙が出るし、本気で怒ったときには泣く人も多い。  “涙”ってのは、そうとう感情がたかぶらないと出てこないものだと思う。  だから、俳優さんとか女優さんっていうのは、それだけ自分の感情を自分で意図的にコントロールできるってことなのだろうか…  役になりきってるから、その役としての感情が涙を流すということにまでたかぶってるのだろうか…  それとも、ただの小道具として...

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Essay
タグ :
いつか
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