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眠り

2008年12月 9日 08:23

愛せる人を見つけたとき 別れのときを想像した その人を愛していけるかを考えたとき 別の人が胸裏をかすめた 本当に愛せるかどうかを思ったとき 自分の愛を疑った この世でもっとも優しく美しい悪夢を見よう もう一度 もう一度だけ この世で一番幸せな悪夢を...

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Poetry
タグ :
優しい, 別れ, 幸せ, 悪夢, , 愛せるか, 疑った, 美しい

みずのいろ。

2007年8月24日 02:13

 ただ川が流れてく。  せせらぎ。  草花。  時に穏やかに、そして時には激しく。  揺れて、揺れて、揺れながら。  水のように生きていきたい。  道ができれば、そのすべてを流れていき、道なければそれを作る。  細くても、太くても。  そしてやがては空へ消え、いつか大地に雨を降らす。  それは時に悪魔と呼ばれ、ある季節にはそれ以外の何ものでもなく、ただの水。  しかし、またある場所では恵みと呼ばれ、多くの人を笑顔にし、救い、微笑みを取り戻す。  人間は、ひと雫。  きっと美しいだけじゃない。  かといって辛いだけのことでもない。  平等でもなければ、不平等でもない。  悪いことのあとには、必ずいいことがやってくるとも限らない。  悪いことが続くことだってある。  でも、いいこともあった。  日々のなかで色褪せてしまいがちな、忘れかけてた笑顔。  水の色は、水だけの色じゃない。...

カテゴリー :
Essay | Poetry
タグ :
いつか

iPodか、Hi-MDか……

2007年1月26日 02:57

 はぁ~……  先日、もうかれこれ長いこと連れ添ってきたHi-MDのウォークメンが壊れた。  なんだろう。  どれぐらいだろう。  計り知れないぐらい、もんのすごいんだけど……  雨の夜、突然飛び出してきた車とぶつかったときよりショックだった。  自転車パクられたときよりショックだった。  いくつもの季節を乗り越え、雨の日も、雪の日も、健やかなる時も、病めるときも、誰にも何にも負けないぞとともに突き進んできた心の友。  しかしながら、パソコンにつなげば、ちゃんと動く。  ACアダプターをつけても、ちゃんと動く。  ただ、バッテリーだけでは動いてくれない。  ウォークメンの意味がない。  もう、ともに歩んじゃくれないのかい?  もう、ともに立ち向かってはくれないのかい?  嗚呼、ランドリー……  嗚呼、この絆は永遠だと僕に安心をくれた心の友よ……  そこでだ。  新たにお見合い...

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Diary
タグ :
いつか

#405

2007年1月13日 03:54

君の孤独 僕の孤独 みんな誰しもがその胸に抱えてる孤独 独りで何処かの名もない木を探しに行くより きっと大勢で何処かの森へ入っていく時の方が強く感じる淋しさや不安 みんなとはぐれることのほうが きっとつらいんだ ひとりだったら泣けるのにと 誰かの前で涙を流すことを なぜかためらってしまうように 大切な人は誰の心のなかにもいて そして君をそう呼んでくれてる人が必ずいる そこに目を閉じることはない 恥ずかしがることもない 胸を張ってそう呼べる 笑顔もぬくもりも何もいらない 失ってきたものを取り戻せるなら 愛を捨てた 愛に捨てられた そう思っていた だからそれと同じぐらい大きなもの 夢にしがみついたんだ そこから抜けられないんだよ 怖いんだよ いつも誰かに愛されたくて 褒められたくて リッチになっていつかみんなを見返したくて 泣きたくて 泣きたくて 泣きたくて 言えないけれど叫びた...

カテゴリー :
Poetry
タグ :
いつか

2006年11月22日 19:02

雪が降ってきた 初めてなんかじゃないはずなのに いつも空を見上げてしまう 雪のない時季を僕は知らない まるでそれがないかのように 降っては溶けて またときがきたら降ってくる どんなにわずかな隙間にも すべての景色に降り積もる きっと僕の見えないところにも こんなにも憎いのに こんなにも美しい 所在なげに漂いながら まるで自分の居場所を探すように 彷徨いながら迷いながら やがて景色のどこかに落ちてゆく それでも風に揺れながら でもどこかへ吹かれることもなく 吐息と同じ色をしてる きっと同じ見えないものの結晶だから いつもまっさらな色で見えるものすべての上に降り積もるんだ まるで過去のように そしてそれは愛のように また雪が降ってきた そう……また雪が...

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Poetry
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いつか

not SEX

2006年9月16日 03:01

【人間の3大欲求】だという。  食欲。睡眠欲。性欲。  いや、違うな。最後が違う。  食欲。睡眠欲。知欲。  腹がへれば食べたくなる。  起きてりゃそのうち眠くもなる。  ただ、性欲ってやつが……どうも違うような気がしたこの頃。  そこは“知る”ってことだと思うわけよ。  そのなかに含まれてるもんなんじゃないかと思えてきたわけ。  気になる人がいると、その人のことを知りたいという気持ちが、どこからともなく沸いてくる。  で、その人を知っていくっていう過程のなかにセックスだとか、性欲っていう部分があるんじゃないかと……  はっきりしない。自信もない。  おれも男だ。  やっぱり人によってセックスだとか、性欲っていうものに対する考え方というか、とらえ方が違うとも思うわけだ。  “セックスレス”っていう言葉が一気に表面化してきた。  思いっきり衝撃を受けた一人。  性欲っていう部分...

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Essay
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いつか

PETAL

2006年9月 7日 00:19

PETAL 花が咲けば散るように 僕らの出会いも同じように 散るのもきれいな花だから なにがあっても この先なにが待ってようとも また何度も咲き誇ろう ひらひら落ちる花びらを 手のひら花びら指の隙間 服のどこかに引っかかってる 散っても咲いても美しいなら つぼみのころも愛しい きっと咲く花 想い描けてしまうから...

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Poetry
タグ :
いつか

ノート

2006年7月 5日 10:58

 いつもズボンのポケットに折り曲げたノートを突っ込んでいた時期があった。思いついたこととか感じたことを、いつでも書き留めておけるようにしていた。  でもある日、それをどっかに落として失くしたとき、なんとなく自分自身までもがカラッポになってしまったような感じがした。  でも、そんなカラッポも悪くなかった。  空の色を知っている。虹色に変化して、夜になると黒くなって、時には大きな空のなかでいろんな色に染まってる。  空に虹が架かる。  空が虹になる。  空が虹に架かる。  夜空に三日月。  細くてキレイで鋭くて。  それは空よりずっと小さく見えるのに、夜空がその先端にひっかかってるようにも見える。そんなときがある。  そしてそんな夜は、満月よりも美しい。  満月は、人の心を狂わすという。  たしかにそんな気がした日もあった。なんとなくワクワクしてきたり、吸い込まれそうになるぐらい...

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Essay
タグ :
いつか
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