- Search: 欲しかった
- 2 Hits
月と道
- Posted date: 2008年9月 9日 05:42
いつか屋上でふたり並んで寝転んだ夜 きみの鼻先に止まった半分の月 ぼくはそれが欲しかった 今はあまりに広く限りなく 果てのないぼくの前 道なき道ができてんだろう ぼくはそのなかをきっと歩いていくんだろう 振り返ればそこには道があって きっと足跡が作った影なんだろう あまりに細く節くれだって 何度も同じ場所で立ち止まっていたんだろう なにもないのはすごく怖い 海の上を歩くような 土の中を泳ぐような 海も土も闇じゃない きみは夜空を見上げてたのに ぼくにはじっと月を見つめているようだったんだ 明日も未来もその先も きっと見失ってしまってた お互い違う場所を見ていたんだ この先のどこかに行き止まりはあるのかな そこで終わる そして始まる ぼくの前 きみのうしろ どこまで行けばいいのかな ふたり並んでいいのかな そしたらいつかまた見失っていくことが増えそうなんだ ずっと見つめていたは...
- Category :
- Poetry
- Tag :
- いつか, きっと, きみ, ずっと, なにもない, ふたり, ぼく, また, 並んで, 二人で, 今, 今度は, 前, 半分, 同じ場所, 向き合おう, 夜, 夜空, 始まる, 屋上, 影, 怖い, 明日, 星, 月, 未来, 欲しかった, 歩いていく, 歩く, 泳ぐ, 海, 立ち止まっていた, 細く, 終わる, 行き止まり, 見つめて, 見つめている, 見上げて, 見失って, 足跡, 道, 違う場所, 重ねて, 闇
まずいコーヒーでも飲めた日々
- Posted date: 2006年4月13日 02:22
今日のコーヒーはやけに苦くて いつもより多く砂糖を溶かしこんで グルグルグルグルかき混ぜた だけどちっとも甘くなんか感じない 思えば今日は二日酔い はしゃぎ合ったぬくもりも 昨日は昨日で 昨日だけ ヒリつくような頭のなかは まどろみなのか 夢なのか それから僕は何もしない なにも見ない なにも感じようともしていない 匙に滴る雫でさえ この瞳のなかじゃ渇きだけしか映らない 僕はいつからこんなに強くなったのか なにもかもが眠れば消える 僕はいつからこんなに強くなったのか 夢も心も切り捨てて 僕はいつからこんなに弱くなったのか ただじっと全部を背負って我慢して なにもかもを忘れてしまう いつからか自分の靴を履き替えた 真新しいちょっと高価な黒い靴 ある日靴を並べてみた どんどんキレイになっていった まるで汚れることを知らないように 一体どこを歩いていたのか?...
- Category :
- Poetry
- Tag :
- 2つ, いつから, いつからか, いつも, かき混ぜ, こぼれる, ただ, どこ, なにも, なにもかも, ぬくもり, はしゃぎ合った, ひび, ほしい, まどろみ, みんな, やけに, カネ, キス, キレイに, コーヒー, 人, 今日, 体, 何もしない, 僕, 優しい, 全部, 切り捨てて, 右手, 同じだけ, 嘘, 囲まれて, 垂らす, 埋める, 売れやしない, 変えて, 夢, 失うこと, 女, 左手, 弱くなった, 強くなった, 心, 忘れて, 思えば, 感じない, 感じよう, 我慢, 映らない, 昨日, 本当に, 欲, 欲しかった, 歩いて, 汚れる, 消える, 渇き, 甘く, 真新しい, 眠れば, 瞳, 知らない, 砂糖, 笑って, 笑顔, 背負って, 自分, 舌, 苦くて, 裏, 裏腹, 見ない, 親友, 言葉, 詩, 誉められたい, 認められたい, 逃げ道, 重ね, 重ねた, 隠し, 雫, 靴, 頭のなか, 飲めない, 飲んで, 高価