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十把ひとからげ de 十人十一色
価値ないものなんて、ありはしない。 価値のないもの10コをまとめて1つにすれば、それはそれで役に立つかもしれないし。 ワラ10本を1つにまとめれば、それがタイマツになるかもしれない。 線香花火ほどにも及ばないほのかな炎も、大きく長く燃えてくれるかもしれない。 強く、太く、大きくなる。 なにかを1つにまとめたならば、それをまたバラバラにすることだってできる。 1人じゃできないことだとしても、10人いれば、そこからいろんな可能性が広がってく。 10人いれば、その人たちはそれぞれにその人の色を持ち、それぞれの色を放ってる。 たしかにバラバラかもしれない。 でも、そこに新たな1色が見えはしないか? 10人の10色が集まったところに生まれる、その新しい1つの色。 もしかしたら無色になって、そこに新しい色を作っていけるかもしれない。 たしかにそこには、新たに生ま...
その理由に濡れた朝露
部屋に帰ってきたら、まずパソコンをつける。何よりまず、パソコンをつける。 そして、心のなかで誰かがお経を唱えるてるようなブイ~ンって鳴ってるのを背筋に感じながら、その日着ていた服を脱ぎ、きちんとハンガーにかけて、部屋着になる。 椅子に座って、タバコに火をつける。音楽をかける。とりあえずコンポに入ってるCDをそのままだ。 階下に行って、ジュースか麦茶かウーロン茶をグラスに注ぎ、ブラシで手を洗って、また部屋に戻ってきて1本めのタバコを灰皿へ。 そして2本め…… 頭がおかしくなりそうだ。 誰もいないベッド。まわさない扇風機と、開け放たれた窓の外から聞こえてくる真夜中の声。風。雨。スピーカーから聴こえてくる聴き慣れた歌声。働かない脳ミソ。なんのために詰まってるのかもわからない。 なんも考えてない。 ただ指先が心のままにキーボードを打ちつづけてる。だけど感じてるのは、...
マーブルみかん
みなさん、おはようございます。 自分の血を、みかんの果汁と勘違いする人間、Takuyaです。 以前わたしは耳から血が出ましたが、先日はひさびさ鼻血が出ました。 ただいまわたくしは、ついに比較するための洗顔石鹸を使い切ってしまったため、次のパラオソが届くまでのあいだ、≪サッポロドラッグストアー≫で買った“みかんの石鹸”というものを使っておるわけです。 で、その日、シャワーを浴びてるとき、顔を洗ってる最中にふと目を開けると、泡がオレンジ色のマーブルが混ざっておりました。 「……あ、この石鹸、みかんの果汁配合されてんだぁ」 ちょっとその泡を混ぜてみる。 「おっ、ちょっとすげぇじゃん」 だがしかし、シャワーのお湯が入ったせいか、どうにも鼻がおかしいということで、ハフンと鼻息を飛ばしてみた。 するとどうでしょう。 次の瞬間、自分の腕と、風呂の枠に、小さなその果汁のしぶ...
本気の嘘は、時に真実。
なぜ? …なぜ? ……なぜ? 今ごろ気づく。 あのとき手を伸ばさなきゃ…あの日、ピアノを弾かなけりゃ…あの瞬間、涙をこらえてれば… 後悔先に立たずとはよく言ったもんだけども、でも、わかっちゃいるけどやってしまうということもあるわけだ。 わかっちゃいるけど、奥歯の牛スジが気にかかる…おっと、隠しながらも思わずシーハーしちゃう焼肉屋のOLたち。 わかっちゃいるけど、今は日記が書きたくて…くわえ煙草でしかめっ面を浮かべてる一流企業の社長秘書。 わかっちゃいるけど、このままなんて帰れない…口先三寸の「愛してる」 でもすぐバレる上辺だけの心の内。 たとえ嘘でも、その時だけは本気になれる。 騙しはしないさ。 そんな自分に騙される。 …そんな自分。 そんなのも「アリ」じゃない??...
雨宿り
ぽつっぽつっと降ってきたら ほんの少し歩みを広げて ほんの少し遠くへ向かう そしてほのかな暗がりで ズボンやシャツがまとわりついてる 僕は微笑みながら雨を拭く やわらかな明かり すべてがゆっくりにじんでゆく 今は光も影も解け合うんだ まぶしすぎる光もなく すべてがまぶたを閉じた名残のように なにに追われることもなく なにを追ってるわけでもなく 僕が傾くほうにだけ 同じだけ少しだけ 僕に寄り添い合ってくれるだけ 走って帰ったっていい だけどずっとこうしていたい その音さえ忘れてしまうような ただ静かな眺めのなかで 遠くの景色とこのつま先に踊る雫とのはざ間で ただ濡れてくままに感じてたい 僕が君を好きなのも きっとこんな感じなんだね そう 君の手のひらで...
垂れ流し
おれはクソみたいな言葉を、クソみたいに垂れ流す。...
あいのりについて
いやぁ~、あんだよ!! ひさよん、すっげぇ~いい子!! めっちゃカワイイ!! あんなことを言うなんざぁ~、どれだけの勇気がいったことか…… 想像もできん。 あんなことしっかりと伝えられる人なんて、そうそういねぇ~だろうなぁ~…… 逢ったことね。 あんなにも人と正面からちゃんと向き合えるなんて…… これも全納の力LOVEのなせる業なのか…… しかしまあ、あんなにもはっきりしっかり「好き」っていう気持ちを、強く強く、そしてホントに本気でぶつけられるなんて…… すごいよ、ひさよん。 やっぱなぁ~、人間それなりに大きくなってくるとさ、それなりの自分っていうのが自分勝手に築き上げられちゃってさ、そこに執着しちゃうもんじゃん。 田上くんの態度、わかる。わかるよ。 あんなこと言われたというか、あんなふうな言い方されたら、そりゃ逃げだしたくもなるよな…… あ、い...
うわっ!!
ヤベぇヤベぇ……こりゃヤベぇ。 こりゃテンション上がるわ。 ウフォフォフォフォフォフォ……...