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冬に降る星

2006年5月14日 05:08

雪が降る前、吐息が白く、 春のようなこの景色も、 冬のように輝いている。 冬の空は雲より高く、 夏の海より透きとおっている。 夜空。 星を1つ、また1つと数えてゆく。 もしそれが、誰かの祈りと心と呼べるなら、 光輝く星屑の地。 きっと僕らを空のように見上げるだろうか? 星にも男や女があるのなら、 きっと愛も存在する。 きっと星たちの距離も縮まってゆく。 2つの星座が1つになれば、 きっともっと優しい光が届くだろう。 星は、空も大地も照らせるように、 きっと小さな小さな流れ星が 僕らの手にも降ってくる。 銀色の夏。 この冷たい結晶も、手のひらの上ではにぎりしめるその前に、 ゆっくり溶けていってしまう。 そう、きみの心のなかへと… 雪降る夜空を見上げたら、 そこにあった星の形に重なった。 そして1つ、僕の頬で星が溶けた。...

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いつかまた

2006年5月14日 01:23

基本は、あらゆるものを疑うこと。 そしてやがては、あらゆることを信じることへ。 自分を疑い、自分を信じる。 「自信」となる。 自分を信じること。 自分を信じてみること。 疑いつづけた自分を信じてみること、信じてみようって気になること。 ちょっとした小さな幸せ。 たしかに僕は恋をした。 自分が嫌いと、まわりにはその逆をまるでそれが嘘のように、 自分に言い聞かせるようにぶちまけていた。 すごく悲しかった。 すごくさみしかった。 でもある日、優しく包み込むような微笑みくれたヒトがいた。 「それは、自分を守るための嘘。涙のようなもの」 そう僕の嘘を理解してくれた。 弱いから泣くんじゃない。 悲しいから泣くんじゃない。 強くなろうと一生懸命になれるから涙を流す。 それが精一杯なんだ。 嘘をつくことで、自分を守ろうともがいてる。 嘘をつくことで、そんな日々を切り抜けていた。 すごく悲しか...

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Love Smoke Dreamin'

2006年5月13日 20:30

まだ消えきらないタバコの吸殻 太陽みたいなグラスのなかで1つだけ 夢のような景色のなかで あなたはここに さっきまで一緒だったんだね あなたの気持ちが煙のように ここから去ってゆくまでは… もしも夢ならそれでいい 目覚めたときに あなたを忘れられるなら… あなたと過ごした時間の流れも季節も景色も そのすべてがなにも残らないでくれるなら… 心のどこか片隅にほのかに残るだけで 飲みかけのワインの香りさえ忘れたグラス こんなにもつらくて泣きたいけれど涙も出ない 今でも一緒にいるみたい… あなたの香りが部屋のどこかに残ってて 過去になってにじんでく もしも夢ならそれでいい あなたを憶えたぬくもりを ここに抱こうとしたけれど 細く震える自分の肩を 強く強く抱いていた 胸に涙がこぼれ落ちた… 忘れるよりも思いだすのが怖くて切なくて 泣きたい自分の想いよりも涙が先にあふれてくる 止められ...

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In My Time

2006年5月13日 13:47

たくさん笑えた。 気持ちよかった。 どうしても忘れられないことってたくさんある。 そう。 どうしても、忘れるには悲しすぎる笑顔がたくさんある。 人の笑顔が、こんなにも人に笑顔をもたらしてくれること。 忘れるには悲しすぎる。...

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ゆっくりと

2006年5月12日 23:01

死を待ち 心揺れて 絶望 失望 ただひたすら死に向かって生き急ぐ きっとそこには何もない 何も見つからない きっと誰もが何かを探し歩いてる 光 心揺れてふたたび 忘却 喪失 生きることのつらさを抱えて生き急ぐ でも急いだからって それが早く見つかるわけでもない 死はきっとゆっくりと光のように射しこんでくるのだろう 来るなら来い ぼくは急がない...

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simple

2006年5月12日 08:08

人の多い景色には慣れていない。 知らない人ばかりの景色にはなじめない。 そういうときに孤独を感じる。 知ってる人のあいだでも孤独を感じる。 自分だけが笑えない。 自分の役割を自分で決めて、自分でそれを下手に演じることより、 訳もわからずそこに紛れてヘラヘラしていたい。 でもそれができない。 いたってシンプルだ。 笑えないから、笑えない。 俺はそこまで器用じゃない。 そんなに人間できてもいない。 時と場合を考えるのも、そのときの時と場合による。 出逢いを出逢いと受け止める。 別れを別れと受け止める。 シンプルだ。 そのまんまだ。 その裏側を読もうとすれば、自然と、その裏の裏が自分のなかで湧いてくる。 きっと気持ちなんてシンプルだ。 複雑にいろいろくっつけようとするから、ややっこしくなってしまう。 いたってシンプル。 笑いたきゃ、笑えばいい。 怒りたくても、笑えばいい。 ごまかし...

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たったひとりのひと

2006年5月11日 21:37

僕のこの小さな胸は いつも伝えたい言葉であふれてしまう 必死にとめてた涙みたいに… あなたは泣いてたね… 笑ってもいたよね… あなたはずっと僕の横顔を見つめてた…知ってるよ 僕はまっすぐになんて見れなくて あなたの瞳は 僕には優しすぎるから… 別の景色を眺めては なんでもよかったんだ 僕はそこで何もかもをゆがめてしまってたんだと思う… あなたへの気持ちも… 僕の気持ちも… でもまたこうして普通にあたり前のように そんな関係でおしゃべりできるようになったんだね 僕は本当は嬉しいんだ 嬉しいんだ 本当に嬉しいんだ 今は一番身近な人に思えるんだ 今正直に言うよ 最後に見送ったあなたの小さなうしろ姿が あのころの僕にはとても淋しくて ホントは消えてしまいたいとさえ思ってたんだ… もっとずっとそばにいてほしかったのに… あの日に飲み込んだ涙が 今は後悔と一緒に同じ涙に変わってる ...

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心の季節

2006年5月11日 02:49

もしキミが このまま振り返らずに去ったとしたら 僕もきっと このまま振り返らずに歩きだすだろう また1つの季節のなかへ… 夜はまた影を伸ばして 次の朝に溶けるのをただじっと待っている でもキミとの別れは次の朝にやってきた 出逢ったあの日と同じ太陽の下に立つキミが 今はうしろ姿の影を伸ばして歩いてく 「さよなら」の意味を見つけた僕は… キミとの季節を探してる キミとのすべてが想い出に キミとのすべてが季節のなかに 心の季節にあふれるキミは 今はもう新しい季節の光を浴びてるんだね もしキミと また新しい季節のなかを歩けるなら きっと僕も 振り返らずに去っていった君のうしろ姿を抱きしめられる 心の季節をもう一度… キミのすべてがめぐる景色をかすませて 季節を1つに結んでく すべてが同じに見えた季節のなかにも キミが見せた花の写真が季節の色を塗りかえていた キミと過ごした心の季節は ...

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