こぼれるの検索結果 tag:www.matsudatakuya.org,2024:/tm//feed/こぼれる 2024-05-18T04:42:22Z Movable Type 4.23-ja 6 1 6 想う tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.346 2006-09-08T15:07:00Z 2008-09-23T05:31:25Z 松田拓弥  泣いた。  涙が出てきた。  止められなかった。  その大事な人のことをしゃべっていたら、まるでさざ波のように静かな涙が押し寄せてきた。  最近その人とのあいだに、なにかしらわからないけど距離を感じるようになってしまっていた。  でも明らかに態度でそう示されてるとかじゃない。それはなんとなく、肌で感じるもの。感じてしまうもの。  実際には、そんなの勝手な妄想なのかもしれない。  触れられるものじゃない。触れたわけでもない。目には見えない。形もない。お金じゃ買えない切符がある。  どうしても、こらえることができなかった。  でもこれは、流していいもんだとも思った。だれも見てない。我慢することでもない。そんな制限だってどこにもない。  でもやっぱり、がんばっていた。  上を向いて、下を向いて、深呼吸して、また大きく息を吐いて。  でもダメだった。  こぼれた。  そして、1度流... tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.228 2006-06-11T10:51:00Z 2008-09-23T05:31:22Z 松田拓弥  涙……  人間が授かったもののなかで、もっとも美しい輝きを放つ水。  涙……  人間の持つ感情が、もっとも激しく揺れたときにこぼれる粒。  涙……  悲しみでは満たされず、喜びに満たされる雫。  この言葉が好きなのです。  なんとなくエロチックでエキゾチックで、美しく、きめこまやかな感じがして、いろんなことを想像させてくれるのです。  繊細。  目がかすむとかの、オッサン語にするにはもったいない日本語の部類に入ります。  僕の『原点』的な単語の1つでしょうか……... 悲しみや憎しみや苦しみや tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.209 2006-06-07T22:53:00Z 2008-09-23T05:31:21Z 松田拓弥 涙の向こうにまた涙があったとしても きっと同じものではない 涙の向こうがまた涙であったとしても それはきっと拭うことを忘れてる 流していたい涙がある こぼれるままにしてたいものがある つらいときや悲しいときには グッとこらえて流すまいとしてしまう 嬉しいときや楽しいときには ほんの少し待ってみる それはなぜなら そのとき仲間がいるからだ 一緒に同じ涙を流してくれる たとえもし それが一人きりだったとしても 我慢しきれるものじゃない 流れて流れて止められない 見られて恥ずかしいとも思わない それすら笑えて仕方ない つらいときには一人きりだ 自分さえ 今このとき自分だけ 我慢さえ そのあとかすかな何かが見えたら 泣いた自分が力強くさえ感じられる 泣けた自分がそこにいる そんなときも一人きり 一人ぼっちがつらいんじゃない それを感じるときは涙が流れたとき 誰も手を差し伸べてはもらえ... 【永遠】の時を超えて tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.75 2006-05-07T11:40:00Z 2008-09-23T05:31:18Z 松田拓弥 そばにいて ずっと僕のそばにいて 声にならない言葉を集めて キミの背中に呼びかける そっとキミを抱きよせて 同じ涙が僕の胸に染みこんでゆく キミは涙を見せないから 同じ気持ちを僕にも伝えてほしいんだ もう涙はいらないよ キミの頬が濡れるときは きっと笑いすぎたキミの笑顔 もう涙はいらないよ 僕はずっとキミのそばに キミの涙が流れる前に 僕が隣で抱き止めるから 聴いてほしい 僕が感じるキミのすべて キミの幸せ 約束なんてできないけれど キミのその手をつないでくれないか? きっとキミは笑うだろうけど 同じ気持ちで僕を迎えてくれるなら いつかキミと笑って過ごせるように 同じ言葉を僕はここで誓うから 【永遠】なんて時間は超えて ずっとずっとキミと並んで 手と手をつないでまた1つ その1つ1つを胸に抱いて 季節のなかを歩んでゆこう いくつも夜を越えてゆこう キミの涙に気づけるように ... まずいコーヒーでも飲めた日々 tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.25 2006-04-12T17:22:00Z 2008-09-23T05:31:16Z 松田拓弥 今日のコーヒーはやけに苦くて いつもより多く砂糖を溶かしこんで グルグルグルグルかき混ぜた だけどちっとも甘くなんか感じない 思えば今日は二日酔い はしゃぎ合ったぬくもりも 昨日は昨日で 昨日だけ ヒリつくような頭のなかは まどろみなのか 夢なのか それから僕は何もしない なにも見ない なにも感じようともしていない 匙に滴る雫でさえ この瞳のなかじゃ渇きだけしか映らない 僕はいつからこんなに強くなったのか なにもかもが眠れば消える 僕はいつからこんなに強くなったのか 夢も心も切り捨てて…… 僕はいつからこんなに弱くなったのか ただじっと全部を背負って我慢して なにもかもを忘れてしまう いつからか自分の靴を履き替えた 真新しいちょっと高価な黒い靴 ある日靴を並べてみた どんどんキレイになっていった まるで汚れることを知らないように 一体どこを歩いていたのか?... そして一粒 tag:www.takuyamatsuda.org,2006:/TEST/2//2.16 2006-04-08T19:28:00Z 2008-09-23T05:31:15Z 松田拓弥 傷つくたび それ以上に傷つけながら 自分を守ろうとする僕に 想うことを涙で教えてくれた人 優しい言葉をいくつもささやきかけるより たった一粒 涙を流す人 泣いていても笑っていても いつでも涙のように輝いてた人 自分の傷が癒えるより その涙で僕の痛みをすくってくれた人 だけど こぼれる前にその涙に気づけていたら…… ろうそくの静かな炎を風からそっとかばうように もしもこぼれてしまったときは なにも言わず僕の手のひらに…… 泣きたいときは泣いていいよ 君がいつか僕にそう言ってくれたように……...