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くもりのサングラス

2006年6月 2日 22:49

 色メガネをつけてると、その色がすべてのものにかかってくる。  そしてそれは、自分にしか見えない世界になる。ほかの人からすれば、そのサングラスを通して見る僕の瞳ぐらいしかわからない。  ちょっと孤独に似てる。ものすごく慢性的でだけど。  なにもしてない人とはきっとまるで景色が違う。  サングラスをはずしてみたとき、初めて気づいたことがあった。  世界はこんなにも明るかった。  コンビニや街では光が絶えない場所だけれど、あれはちょっとまぶしすぎるんだ。  いつも絶えず光を放ちつづけるところには、虫が寄る。  蛾や蚊や、小さな羽虫。  けれど害虫と呼ぶのは、きっと人間だけだろう。  人間にとって、害か無害か有益か、それが常に基準になる。  基準になれば、それ以外は、もうそれ以上でもそれ以下でもなくなってしまう。  こうやって屁理屈ばかりこねていると、イヤな部分や汚いところだけしか...

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たまご

2006年6月 2日 06:24

 始まりがなければ、終わりも来ず。  終わりがなければ、始まりもない。  いつの間にかの始まりも、終わるときには時間がある。  終わりには、いつの間にかなんてあり得ない。  いつの間にか終わるときには、いつもなにかが消えている。  始めることが怖いのは、終わりが来るのを知ってるから。  終わりのないものなんて、まず、ない。  終わるために始めたものなんてのも同じぐらいないけれど。  でも、終わらないように続けていく努力なら、誰にでもできる。  手遅れだなんて思わないで。  今からだって遅くはない。  なんだって。...

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#0724

2006年6月 2日 02:20

わからない どうしてこんなにも人を拒んでしまうのか ひさしぶりに逢えたのに 質問ひとつ向けられない 素気なく 答えるだけで 一瞬だけを見つめてしまって 目が合ってたことでさえ よそよそしさを装ってる 知りたい 聞きたい 触れていたい いっぱいあるんだ 強がってるのか 無邪気に求めてしまうほど 大人のように背伸びして 鼻で笑って せせら笑って そんな自分を嘲笑って 見つめられる視線が怖い 興味のほうから目を背け たった2、3の質問なのに 豪奢な料理に視線を落とす だけどあなたはそこにいる あとから過去を知るように 僕がそれをひきずるように 僕だけ素直に笑えない あなたがちょっかい出すように そやって微笑む今も前も かるく僕に手を振った 僕はそんな小さなしぐさにも ほしい理由を探してた そう 過去を忘れて笑えるような これから笑っていけるような 儚い期待を君の胸に ソッポを向いて...

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右往左往

2006年6月 1日 23:59

あすになにを見てきたか あしたはどこにつながってるのか それは前なのか 後ろなのか 僕は進んできたと思う いや進んできたはずだ そうあってほしい それは前でも後ろでもいい ただ何を残せてきたのか それが疑問だ ただ通過してきたような なんの実感もない なにも見えない 見えるものがなにもない それが不安だ 影もないんだ きのうは一体どうだったろう 記憶の網にからまるたびに 苦しんだり 悩んだり 身、悶えて 今もがいて 過去はいいことばかりじゃない 想い出だけが過去じゃない それが時間だ さあ時間だ...

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カッコつけてみたりする

2006年6月 1日 18:21

消えない見えないプレッシャーが クツの下を押し上げてくる 一歩 また一歩と 拒みながら進んでゆく そうせざるを得ないんだ ただ漠然と ただ押し出されてしまうように ただただ そう 踏みつぶしてるのは 不安なのか 自分なのか あと戻り できはしない って、もうそんなところまで来ちゃったの?...

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メロディー

2006年6月 1日 11:58

僕が君を想うとき 言葉にたいして意味はない 世界で一番小さな花 夕陽に向かうカラスの羽根 ほら どんどんそれらが消えてゆく 茶色いやつが隠れて栗を味わいながら 大根かついで樽の中 トッポイやつは指先で おもちゃの地球をまわしたがる その中心じゃ空洞だけが熱くたぎる 大草原にそよ風を 蛇の口には蛇の頭を クチナシの実に流れる汗を 砂漠に塩を 干上がる前にまた雨を 静寂のなかを嵐の前に 僕が君を想うとき 言葉にたいして意味はない 僕から君へのメロディーだから それ以外のものはない 必要なんてあるはずもない 僕のメロディー このリズム 君のメロディー このメロディー...

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日の丸弁当

2006年6月 1日 09:38

ドまん中に1つ埋めこまれてる 梅干し1つで事足りる 鉛筆だろうがなんだろうが 塗りつぶしちゃえば それが何かもわからない あなたが余計に騒ぐから 秩序の消えた春の宴さ 夜ごと流行りの歌をかけるから いつまで経っても眠れやしない ケチなレッテル貼られてゆくのも嫌だから コンビニにある豪華なやつが欲しくなる そんなあなたが欲しくなる 嬉しいのやら 悲しいのやら 好きでもないし 嫌いでもない 愛着なんて決してない ただ母に押しつけられる そして隠して食べる日の丸弁当 だけど捨てたこともない...

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真夜中のデート

2006年6月 1日 04:20

もうすぐだ ほら もうすぐだ 時計を針を見つめてた そして 12時 時間だ 心のなかに君を描く 小さな恋のおまじない まだダメだ まだ まだダメなんだ もっとずっとこうしてたいんだ やがて どうして 時間か? 心のなかで君をなぞる ぼんやり夢をもてあそぶ 朝が繰る またもう一枚ページを開いて ほら 続きの時間がやって来た そんな僕らの真夜中のデート あったかい 朝陽のように光が射して さあ 窓を開けよう 君に会いたい...

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